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オブジェクト指向 コンポーネント データベース 比較 - 技術情報

コンポーネント技術

産総研 ものづくり先端技術センターが開発しスマーテックが商品化したSMART PPは、Java Beansをベースとしたソフトウェアコンポーネント技術を用いて開発されています。機能ごとに分解されたコンポーネントを組み合わせ、再利用することにより、システム構築を短期間で実現することが可能となります。

コンポーネント技術は、ソフトウェアを利用する立場から見て使いやすい部品として提供していく技術です。SMART PPは、コンポーネントウェア本来の拡張性、保守性、開発生産性の高さを追求したプロトタイププラットフォームです。コンポーネントを必要なだけ組み合わせることにより、柔軟かつスピーディに業務アプリケーションのプロトタイプを構築することが可能となります。

リレーショナルデータベースを中心としたシステム、オブジェクト指向システムと比較すると、製造業向けシステムにおけるコンポーネント技術の優位性が見えてきます。

リレーショナルデータベース指向システム

リレーショナルデータベースシステムの概念図

リレーショナルデータベースをベースとしたシステム開発では、プログラムとデータ構造が別々に作成・管理されるため、データの変更がプログラムにどのように影響するのかわかりにくいという問題点があります。そのため、カスタマイズなどの修正には、専門家の知識を必要とし、時間やコストがかかることとなります。リレーショナルデータベースは、どちらかという定型的な業務アプリケーションに適しているといえます。

オブジェクト指向システム

オブジェクト指向システムの概念図


オブジェクト指向開発では、プログラムとデータがオブジェクト単位で作成・管理されるため、高度な知識を持った専門家にとっては、比較的容易にカスタマイズなどの修正を行なうことが出来ます。しかし、オブジェクト間にまたがる修正は、オブジェクト間の結合度によっては関係がわかりにくく、システム全体の修正にはかなりの専門的知識を必要とし、時間やコストがかかることとなります。

コンポーネント指向システム

コンポーネントシステムの概念図

コンポーネント型開発の場合、プログラムとデータがコンポーネント単位で格納されているため、コンポーネント内のデータ変更への対応が容易に行なうことが出来ます。また、 SMART PPで用意されているビジュアル開発ツールMZ Builderを使用することにより、コンポーネント間の関係の可視化出来るため、カスタマイズなどの修正には特に専門家の知識を必要とせず、その場で簡単に行なうことが可能となります。

製造業では、例えば使う材料が異なだけで製造工程が変わるなど、業務の変化率や頻度が比較的大きいため、ITシステムをリレーショナルデータベースを基盤としたパッケージで適応させるのは難しいとされてきました。しかし、産総研が開発したプラットフォーム上で、プログラムとデータが一体となり管理されているコンポーネント技術を活用することで、ITシステムを業務の変化に柔軟に対応させることが可能となります。

グラフィックス表示用ハードウェアによる高速化技術

SMART CAMは、3次元コンピュータ・グラフィックスにおいて多用される多面体の描画処理と、CAMソフトウェアが利用している主要な計算法の類似性に着目して、CAMアルゴリズム計算をハードウェア化することで、従来のCAMソフトウェアの10~100倍の高速化を実現する技術です。3次元コンピュータ・グラフィックス上では、他の面に隠されてある視点から観察できない隠面を消去した画像を生成するためにデプスバッファを用います。このデプスバッファによる隠面処理機能が、特にCAMプログラムの高速には有効です。
グラフィックス表示用ハードウェアによる高速化技術